(2019.3.13更新)
皆さんは海外旅行する時に、海外旅行保険、入ってらっしゃいますか?
私も海外に行きだして10年くらいは、そんなの必要無い、高いし、無駄になるだけだからもったいないって思っていました。
でも、ふと海外旅行保険に入ってタイヘ旅行に行った時、まさか!タイで入院、手術してしまったのです。
その時の事をお話ししますね。
1 容態急変
チェンマイ4泊バンコク4泊の予定で出発した旅のお話。
タイのチェンマイで二日間観光したその夜、
旦那が「寒いからおふろ沸かしてくれ」と言ってお風呂に入るんですが、
どんなに熱いお湯を足してもブルブルと震えて寒い寒いといいます。
熱いお風呂の中で震えているのを見るとただごとじゃない感じに、
すぐにお風呂から出して服を着させてお布団に入れました。
で、たまたま持ってきてた体温計で測ってみると、
40度から41度だったような・・・
あかん!!!と思ってフロントへ電話。
私、英語喋れません。
とっさに出てきた言葉「ヘルプミー、カモンルーム、フィーバー!フィーバー!」
を繰り返した私の様子に、ただごとじゃないことを察してくれたフロントの人が、
お部屋に来てくれて氷を用意してくれました。
それでがんばって頭を冷やしてたところ、少し熱がひいてきたのか、
少し楽になってきました。
その間に救急車を要請してくれていたようで、行こうと言われましたが、
楽になってきた旦那、とっさの判断で海外旅行保険の加盟の病院が
チェンマイにないことを調べて(てゆうか私が調べて)
バンコクにはあるから、バンコクまで頑張ることにしました。
で、救急車を返してあと二日間、チェンマイのホテルで
リハビリ生活のような暮らしをして、その後バンコクへ飛行機で移動。
そこでホテルにチェックインしたあと、少し楽になってきて市内観光。
次の日、旦那がまた容体が悪くなってきて、
熱を測ってみると39度。
保険会社に電話して救急車の要請をしたのでした。
2 タイの救急車
ホテルに救急車が到着。バムルンラード病院へ。
私は、救急車に乗るのは初めて。
それなのに異国の地で救急車に乗ってしまった。
ホテルを出発したのが16時30分。バムルンラード病院に着いたのが17時30分。
バンコク市内、大渋滞中。
サイレンを鳴らして出発したものの、
渋滞が始まるとサイレンを消して通常運転の救急車。
まぁすぐに命がどうかって言う問題じゃないからいいんだけど。
でも旦那少し寒そうにしててかわいそうだったかも。
3 タイで手術
バムルンラード病院に着いて、いろいろ検査を受けた後、
胆嚢の中に胆石がゴロゴロといっぱい入っており、中は膿んで、
すごく炎症していて、直径大体2センチ位のものが、
今、9センチに膨れ上がっているそうだ、と言うことで手術決定。
すべての事を、保険会社の人と病院側が連絡を取り合っていたみたいです。
そこで2回の手術をして、いろいろ回復するのに時間がかかったりして、
10日間の入院の後、身体の負担を考えてビジネスクラスを保険会社が予約してくれました。(っていうか、病院の先生が保険会社にプッシュしてくれたこともあるんだけど・・・)
車いすでタイの空港、日本の空港移動で、税関で待つことなくスムーズに到着。
私は、タイの空港のビジネスクラスのお部屋でまったりとお酒タイム・・・
旦那は、しんどくって休憩ばかり・・・
私は、ビジネスクラスの食前酒から始まるワイングラス(もちろん本物の硝子製)、お食事も割れる陶器を使ったもので、大満足。
旦那は、食欲もなく、寝るばっかり・・・
ごめんなさいと思いながら、初めての経験を私なりに楽しんだのでした。
日本に着いたら、ネームプレートを掲げてタクシーの運転手さんが、待ってくれていました。
空港から自宅へタクシーで。それも、保険適用。
その後、後処置をしてもらった日本の病院までの費用まで
海外旅行保険の適用でした。
病院でかかったお金は、
46万8994バーツ=136万円(2006年9月時点)
すべて、自己負担なしでした。
入院しているときも、保険会社が、日本にいる家族を病院に呼ぶことができるけど、大丈夫ですか?と何度も聞かれました。
それと、タイから日本に帰って後処置をタイでするということを選んだら、その時の渡航費用も海外旅行保険の適用となるんです。
私たちは日本で後処置をすることに決めましたが・・・
4 海外旅行保険
その頃、よく調べて、保証が良くて掛け金の少ない AIU海外旅行保険にしました。
今は、AIG損保と名前が変わっています。
保険会社によると、現地の支払いは自分でして、日本に帰ってきてから返金される会社もあるそうです。よく確かめて、納得のいく保険会社を選んでくださいね。
5 まとめ
海外旅行に行く時に、カードを使えばカードに付随している、
海外旅行保険を使える、と思われている方は多いと思います。
でもそれは全てが全て適用するわけではなく、よく考えなければなりません。
もったいないと思っても、安心のために、皆さん海外旅行保険には必ず入りましょう。日本と違って、思わぬことが起こるのは海外です。
起こってしまってからではもう遅いのです。
安心して楽しい旅にするために海外旅行保険も旅費の1部と考えていてください。
海外でこんなことが起こってしまったら、本当にどうしたらいいのかわからないけど、
保険に入っていることで、日本語でお話しできて、きちんと手配してくれて、
病院でも個室の結構いいお部屋に通されます。
こんなことが起こらない方がいいんですが、
もし起こった時のことを考えてみてくださいね。
ぜひ、海外旅行保険に入って、楽しい海外旅行をしてください。