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8月19日(月)
30分後に家に戻って来たかずチンは、
ばんちゃんがその場でおとなしくしてるのを見ながら
なんだか2日くらいでばんちゃんを家に慣れさせるって言うのは、
無理って話しじゃなかろうか?
と、考えた。
それに、恵子が何故か、えんよりもばんを飼いたいと思っている事、
公園で捨ててくる事に納得はしていたが、顔には、本当は嫌なんだけど、、、
とすごい出ていた事などを思いながら考えていた。
そして、とりあえずそこから出して、家の中で離してあげた。
それから病院に行ってばんが引っ掻いた処置をしてもらおうと
車で向かう前に、隣のおばちゃんに事の成り行きを話した。
「ばんに引っ掻かれた。でも、もう少し頑張ろうと思う。」
その時、えんちゃんをずっと家に入れて、慣れさせようとした時に、
ばんちゃんが、ずーっと外でえんを呼んで、大変だった2日〜3日後、
隣のおばちゃんに相談した事があった頃の事を思い出していた。
「えんからばんを引き離さない限り、
えんが家の猫になれることはないかもしれんね。
前に私も家に慣れさせるように頑張ったことがあったんよ。
私が少し遠くの公園に離しに行ってあげるから、
ばんを捕まえてこれに入れて。
そうしたら私が自転車で捨ててくるから。
夜じゃなきゃダメだから、今日の夜に捕まえて、知らせて。」
おばちゃんの家のゲージを持って帰ってきたかずチンは、
恵子にそう話したのだった。
でも、意に反して、恵子は好きなのはえんの方じゃ無くて、
ばんの方である事などを喋るものだから、かずチンはびっくりしてしまった。
なんと、えんを飼いたいって言い出したのかと思ったら、
ばんの方が気になっていたとは、、、
そうして恵子はすごく泣いてしまって困っていた頃、
隣のおばちゃんから電話があった。
隣のおばちゃんに事の成り行きを説明したかずチンは恵子に電話を代わった。
「えんなら誰でも貰い手があるやろうけど、
ばんはすごく性格がきついから貰い手なんてないと思う。
公園に離したら、誰がばんに食事を、あげるの❓」
「どこの公園にも猫の好きなひとがいて、
絶対誰か食事をあげてる人がいるから、死ぬ事は無いよ。
それに、ばんはやっぱり根っからののら猫やから、
家で飼うのは無理かもしれん。」
「うわぁ〜ん。うわぁ〜ん。」
かずチンは、恵子の気持ちを知って、ばんを家に慣れさせるために、
家に閉じ込める事に決めたのだった。
えんちゃんは、お気に入りの冷蔵庫前に寝ていた。
「ばん、ばん、どこにおるんや?」
何度か喋りかけたら、すねていたのに、小さくニャーと鳴く。
ばんちゃんは、明らかに自分の名前を、
ばんっていう事をわかり始めたようだ。
ばんちゃんが外に出たそうにしてたら、
えんちゃんがさとすような行動をしていた。
ばんちゃんは、それでも外に出たい。
カーテンとは違うところによじ登って、閉じ込められて、
大変になって暴れる、
かずチン怒る。
反省する。
また、出てきてかずチンなてでやる。
また、でたがる。
暴れる。
えんちゃんをけしかけて、止めさせようとする。
その繰り返しだった。
仕事が終わった恵子は迎えに来てくれたかずチンに車の中で
そっとばんがどうなったか尋ねた。
「まだ家に居るよ。」
ぱっと恵子の顔が明るくなった。
でもまたこれから振り出しに戻るだけで、
どうなるのかまだ
誰もわからないのであった。
眠ってるときは、ばんもかわいいのに。
えんちゃんはノートパソコンと壁の隙間がお気に入りなのです。
ばんの出たい病がすぐに始まります。
なんだなんだとえんちゃんが少し起きました。
ばんがカーテンの裏に行こうと端に移動。
カーテンの裏をニャーと言っては飛び上がり、ニャーと言っては飛び上がり、
そしてどんどんと歩いてきて、出てきました。
ニャーニャーギャーギャー、出せと言っております。
うるさいなぁと思いながら必死で眠るえんちゃん。
ミエーンミエーンと外をのぞくばんちゃん。
少し小休止
えんちゃん起きてきました。
ばんちゃんとコミュニケーションしてます。
えんちゃん少し眠くなってきました。
ばんちゃん、慣れているようですが、まだまだ気を許してくれません。
また始まりました。ばんの出してくれー攻撃。
今回はえんも便乗します。
カーテンの端から入って行って、
カーテンがごそごそ動くからえんは楽しくてそこにアタック!!!
ばんちゃんたまらずまた出てきてしまいました。
ばんちゃんがニャーニャー
えんちゃんがえんデビル君化してばんを攻撃します。
ばんちゃん、ミエーンミエーンと言って、
かずチンが抱いて上を見せてあげることしばしば。
えんちゃんの遊びに付き合ってあげました。
ビニール袋大好きにゃんこです。
8月20日
ばんの安心できる場所は階段の下の隙間。
人の目が届かない場所。
またまた、外へ出せにゃんにゃん攻撃、
ミエーンミエーン攻撃
かずチン抱いて、「見えるやろ?」
「ミエーン」
「ほら、見えるやろ?」
「ミエルー」
「そうやろ、見えたやろ。」
それが何十回と繰り返されたこの日。
かずチンは腕が使い痛みになってしまったとさ。
外に出たい病の合間にえんと戯れたり、おっぱいあげたり、毛づくろいしたり。
また、外に出たい病で、ミエーンとしばらく言った後は、疲れて階段下の隙間で寝たり。
えんちゃんは、ばんちゃんの真ん前の冷蔵庫の前が定位置となりました。
夜中までニャーニャー、どんどん、朝早くからニャーニャー、どんどん。
いつかは慣れてくれるのかな?
と心配になりながらの日々です。
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