clover-kのブログ

タイが好き。にゃんこが好き。ハンドメイドが好き。そんなことを綴っていきます。

⑬えんちゃんばんちゃん日記

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 8月25日(日)

私は、ばんちゃん。

えんのお母さん。

私がこの家に閉じ込められて、丸1週間がたったわ。

この2日間、この家のかずチンと恵子おばちゃんが帰ってこないの。

帰り方を忘れたのかしら?

なんだか、隣のおばちゃんが私達のお世話をしてくれてるのは何故かしら?

いつ帰ってくるのかしら?

 

ってえんとお話ししてたら、車の音が聞こえてきたわ。

やっと帰って来たのね。

帰り方を忘れた訳じゃなかったのね。

でも、えん、すぐにすり寄って行ってはダメよ。

私達が怒ってることを知らせなきゃならないわ。

こんなに長い間、帰ってこなくて、どこに行ってたのかしら?

さあ、玄関が開いたわ。

でも、えん、絶対に行ってはダメよ。

このまま、じっと机の下にしてるのよ。

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そうそう、無視するのよ。

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えん、顔を向けてはダメよ。

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そう、怒ってる事を知ってもらわなけりゃならないからね。

5分くらい無視したから、もういいわよ。

美味しいご飯をもらわなきゃ、釣り合いが取れないわ。

あ、私達が大好きな缶詰をくれるわよ。

えん、5分無視作戦成功って事ね。

 

8月26日(月)

 

ああ、外に出たいな。

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8月27日(火) 

やっぱり外に出たいな。

お腹いっぱいになったら眠たくなるけど。

えんは眠る前にデビル君にならないと眠りに入れないみたいなのよね。

 

まあ、えんったらどこでも寝るのね。

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夜は2階で寝るんだけど、かずチンと恵子おばちゃんを待ってたらすごく眠くなるのよ。

 

人間って寝る前にやる事沢山あるのね。

 

私、階段で待ってるんだけど、

早く来ないのかしら?

 

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2階のかずチンと恵子おばちゃんが寝てる寝室のところにある椅子の下が落ち着ける私の寝床になったわ。

また、変わるかも知れないけれどね。

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あら、えんはこちらに来ないわね。

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じゃあ、私が呼んでくるわ。

 

 

 8月28日(水)

私、ばんちゃん。

今日は朝から何となく落ち着かないの。

お腹が空いてご飯を食べて、水を飲んで、

お外に出たくてまた、鳴いた。

なんだかお二人はいつも忙しそう。

ニャー、なに?、ニャー、はーい。

ニャー、はーい、ニャー、なあに?

私の鳴き声にかずチンは、答えてくれるんだけど。

 

だから、外に出たいんだって!!!

外に出たいの。

外を見たいんじゃなくて、外に出たいのよ。

かずチンは、いつもいつも、抱き上げて外を見せてくれるんだけど、

外に出たいのよ。

もう、、、私の気持ち一方通行。

 

行ってきます、って言ってまた、お二人は行ってしまったわ。

あ、今日はなんだか外の風が感じられるのね。

どうしてかしら?

あ、なんだかお風呂の窓が開いて、網戸が少しのぞいているわ。

台所のところも少し網戸になってる。

あ、いつものお部屋も、テレビの後ろが少し網戸が覗いてるわ。

どこも縦の格子がハマってて出れそうにないんだけど、

もしかして、お風呂場からは抜け出せるかも知れないわ。

飛び上がるのはお手の物よ。

ヒョイ。

窓を開けなきゃ、もう少し、もう少し。

あ、窓は全開になったわ。

でも、なんで網戸があるのかしら。

えい、えい、、、

体当たりしても外に出れないわ。

でももう少し頑張ったらいけるかしら。

あ、お腹が空いてきたわ。

えんは、またデビルくんになって、ものすごい勢いで動き回った後、

食事をして、お腹いっぱいになって、眠っているわ。

デビルくんになってる時に、私にふざけて体当たりしたり、

噛み付いたりするからやりきれなくなる時があるのよね。

 

うつらうつらしていつの間にか眠っていたのね。

恵子おばちゃんが「えんちゃん、ばんちゃんただいま」って言ってるわ 

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もうこんな時間なのね。

外に出たかったのにどうしても出れないの。

今日は本当に外に出たくてたまらないのよ。

かずチンがまた手を伸ばして抱き上げようとしてるわ。

今日はそんなことじゃ我慢できないの。

外に出たいんだから。

ニャーニャーニャー

こうなったらお風呂場から脱出よ。

それ行くわ。

ヒョイッ・・・ドーン

かずチンがすごい勢いでやってきて私の首を捕まえて

下に引きずり下ろすの。

そしてすごい形相で

「ばん、外には出さん。無理やと言ってるやろ。」

って言って周りを叩くもんだから、びっくりしてしまったわ。

そしてすごい勢いで窓を閉めて鍵をかけてしまった。

前にもそんな事があったなって思いだしちゃった。

そして私、いつもの階段下の隠れ家に追いやられてしまったわ。

いつもここで反省させられるの。

かずチンは私をにらみつけているわ。

 

本当に外に出たかったの。

どうしてこんな目に合うのかしら。

外で自由に暮らしたいだけなのに。

お二人は私たちをこの家に閉じ込めてどうしようって言うのかしら?

でも、じっとしておかなきゃならないわね。

しばらくの間。

 

 

 

 

もうだいぶんたったけど、まだ反省しなければならないのかな?

かずチンがどう思ってるのか、

お部屋に覗きに行きたいけど、怖くて行けない。

もう少し反省しとこうかな?反省のフリ。

あ、私の顔を覗きに来たかずチン。

もう許してくれそうだ。

今日は早く寝るのか、2階に行こうって。

まだ眠くないわ。

心がざわざわして、眠りが浅い。

えんの事も気になる。

なんで、えんは同じ部屋に寝ないで、隣の部屋で寝るんだろうか?

私がえんのお気に入りの場所を取っちゃったのかしら?

この低い椅子の下はすごく落ち着くのよね。

一緒に寝ればいいのに。

って言っても、狭いしね。

あ、でもえんと一緒に寝たら、時々うるさい時があるから、

やっぱり一緒に寝たくない。

でも、えんは、どうして隣の部屋がいいのかな?

この部屋で落ち着くところが無いのかな?

隣の部屋は、なんだか隠れるところがたくさんあるから、楽しいのかな?

でも、寝てても今日は時々えんの事が気になるのよね。

えんも、ゴロゴロ喉を鳴らして私を呼んでるわ。

行ってやらなきゃ。

ニャー、ニャー、あ、声が出ちゃった。

えん、可愛いのよね。怖い夢でも見たのかしら。

私にしがみついて、よしよし。

そんな時は、一生懸命なめてあげるの。

大丈夫よ。一匹じゃないよ。私がいるからね。

元気づけるのに、ニャー、ニャーまた、声が出ちゃった。

恵子おばちゃんは、なんだか私が小さく鳴くたびに、

少し起きてしまうみたいなの。

そーっと行きたいんだけど、

なんだかニャーって声が漏れちゃうのよね。

もう、大丈夫ね。

寝るわ。

あ、なんだかえんが心配になってきた。

ニャー、ニャー

えんー、えんー。

あ、また声が出ちゃった。

恵子おばちゃんごめんなさい。

なんだか寝返りばかりうってる恵子おばちゃん。

寝れないわよね。

わかってるんだけど、今日は、心がざわざわして、声が出ちゃうの。

あ、えんが少し元気になってきた。

しばらく下に行っていよう。

えん、こちらへ来るのよ。

階段は、そっと降りてね。

あ、そんなにどんどん降りないでね。

寝かせてあげなきゃね。

えん、どうしてそんなに階段を降りるのが下手なのかしら?

猫であるもの、こんな風に、風のように上がったり、

降りたりしなきゃならないのよ。

音を立てるなんて、猫にあってはならない事なのよ。

まあ、もう少し練習しなきゃね。

こんな事言ってる場合じゃない。

なんだか、外に出たくて、仕方ないの。

あー。眠れなくなってきたわ。

ご飯でも食べて落ち着こう。

そうそう、えんもご飯食べて、お水飲みなさい。

ご飯食べても心のざわざわは、おさまらないわ。

外の風にあたったら、外に出たくてたまらなくなるのに、

今日は、お風呂場の窓が少し開いてたのよね。

 

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