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8月19日(月)
夜中は、前日よりもおとなしくしていたみたいだ。
2階の寝室に鳴き声とか音があまりしない。
少しガリガリ、どんって言う音が、響いてくる。
やはり、1階のばんちゃんの事が心配で、起きては、
うつらうつら寝て、また起きての繰り返しで、熟睡出来ない。
今朝はすごく肩が凝ってて、少し頭痛がしていた。
かずチンと連れだって1階に降りて行ってみた。
少し前は、シーンとしていたのに、私達が起きてきたのを知ると、
ばんちゃんはカーテンの裏側に入って上に飛び上がり始めた。
ニャー、ドーン、ニャー、ドーン派手な音をさせて、
外に出せアピールを始める。
昨日の夜、外に出したから少しまた出してくれって言ってくる。
でも、もう出すつもりは無いから、
かずチンがダメ〜、ダメ〜、出さないです。
とばんちゃんに声をかけている。
ふと、トイレの中を見てみると、大きなうんちがゴロゴロ。
明らかにえんちゃんのものでは無いことがわかる大きさと量。
かずチンが台所で朝食の用意をしていた私に、
「けいこ、けいこ、来てみろ」って呼びかける。
「なに?」
って言いながらお部屋に行ってみると、立派なうんちがゴロゴロ。
昨日、「ばんちゃん、おしっことうんこはここ!!!」
と何度も何度も言い聞かせたのが伝わったのかな?
なんだか嬉しかった。
かずチンは、トイレの掃除をするために、窓を開けれるように、
ばんちゃんをゲージに入れた後、窓を開けてうんこを取ったり、
砂を綺麗にしたり、下のシートを綺麗なものに変えたりしていた。
その間、ゲージに閉じ込められたばんちゃんの上に
えんちゃんが座って下を覗いていた。
ばんちゃん、ケースの中に入ってるんだけど、わかりづらいですね、、、
私は台所に戻って朝食の支度の続きをやっていたんだけど、、、
かずチン、掃除を終えて、ばんちゃんに、そらそらはい。
「でも、出さないからね。」などと喋っていると思ったら、
少し大きな声がして、洗面所で手を洗い始めた。
私は、トイレの掃除の後だから手を洗ってるのかと思ってたんだけど、
長すぎる。
ふと、洗面所を見てみると、かずチンの両手の甲がすごい事になっていた。
血が流れていて、ひどい引っかかれ方だった。
「ゲージから出そうとしたら引っかかれた。」
洗い流して、水気を拭き取った後、
とりあえず消毒をして、ガーゼの上からテープをぐるぐる巻いて血を止めた。
その間、ばんちゃんは、相変わらず外に出せと外に向かって叫んで、
静かに飛び跳ねたりしていた。
「やっぱりもう、あかんかもしれんな〜。無理かもしれんな。」
「う〜ん、そうやな〜」
かずチンを引っ掻いた事、ずーっと外に出たがって鳴く事、
ウロウロすること、いろいろ考えて、
少し離れた公園に連れて行って離すと言う事になった。
「もう外に出したら捕まえる事は出来ないから、
このまま捕まえる。おばちゃんに相談してみる。」
このままにしたまま、仕事の私を駅まで送って行ってくれた。
やっぱりばんちゃんは、無理なのかな?
私は本当はばんちゃんが好きなんだけど・・・
ばんちゃんは、隣のおばちゃんの言うように生粋ののら猫だから
家猫にはなれないのかな?
かずチンがあんなにひどいひっかかれ方をした以上もう無理なのかな?
もっともっと頑張ったらばんちゃん家猫になれるのかな?
でも、生き物が怖い私が何もしてあげれないから、
頑張ってくれるのは、かずチンだから・・・
かずチンが無理って思ったら無理だし・・・
仕事を終えて家に帰ったらもうばんちゃんは家に居ないのかな?
おばちゃんと一緒に遠くの公園に捨てられて、
もう戻って来れないのだろうな。
おばちゃんは、どこの公園にも猫好きの人がいて、食事には困らないから
飢え死にすることはないって言ってたけど、
やっぱりえんちゃんとばんちゃんを引き離すことはすごくつらいなあ。
本当なら2匹とも一緒にうちのこになれればいいのにな・・・
でも、やっぱり無理なんだろうな・・・
本当につらいけど、私も公園に離すことにうなずいたし。
つらいけど、、、、、、、、、、
そんなことを思いながら重い足取りでその日の仕事に行ったのでした。
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