タイは暑い国なので、南国フルーツ天国です。
タイに行ったら絶対に南国フルーツを食べなきゃですよね。
でもいろいろありすぎて何を食べたら良いのかわからない方に
私がぜひ食べてほしい果物ベスト2をご紹介いたします。
1 マンゴスチン(マンクット มังคุด )
旬の時期は5月~8月です。
マンゴスチンは身体を冷やす食べ物です。
マンゴスチンは柔らかい果肉、強い甘みとさわやかな酸味で
上品な味わいのため「果物の女王」と言われています。
デリケートな食感を楽しむため生食が一般的です。
収穫後は多くの果物とは反対に皮が固くなってゆきますが、
もともと分厚く固いため中の様子が分かりにくいです。
劣化するとシャーベット状だった可食部は透明感が増し
黄色くなってゆき、美味しくなくなります。
日本では生または冷凍、シロップ漬の缶詰で手に入れることが出来ます。
生での輸入は2003年に解禁されましたが、まだ量は少ないです。
生のマンゴスチンを日本で見ることが出来るのは、
5月に行われるタイフェスティバルの時と
イオンなどで行われているゴールデンウィークのタイフェアーなどです。
でも、4個400円~500円くらいするので、1個100円~125円、
タイで旬の時に売られているのは、1Kgが20B~30Bなので、
1個10円~14円となり、絶対にタイに行ったら食べて欲しいです。
旬の時じゃなくても、1Kgが50B~70Bで、1個20円~30円です。
選び方は、きれいな紫色で、皮を触ってなるべく柔らかいものを選ぶ事です。
皮が固かったら、古くて美味しくない確率が高いです。
大きいマンゴスチンと小さなマンゴスチンがあるとしたら、
小さなマンゴスチンを選んだ方が食べる部分は多くなります。
大きなマンゴスチンは、種も大きいし、
皮も分厚いため捨てる部分が多くなります。
小さなマンゴスチンだったら、皮をむくのが面倒に思いますが、
むくと種も少なく食べれる部分が多いのでタイの方には人気です。
私も知らないときは、なるべく大きなマンゴスチンを選んでいましたが、
タイの友人に小さいほうが得だよって聞いてからは、
なるべく小ぶりなマンゴスチンを選んでいます。
生のものと解凍のものでは味が全然違います。
皮に含まれる赤い色素は黄色の染料になるそうです。
東南アジアの国では、ドリアンとともにマンゴスチンを
持ち込み禁止を掲げているホテル(特に高級ホテル)があるそうです。
ドリアンはその匂いが強烈なためですが、
マンゴスチンは皮に含まれる赤い色素でベッドや絨毯など
調度類を汚してしまうおそれがあり、
染料に使うほどなので容易に落とすことができないためだそうです。
でも、私が泊ったホテルでは、ドリアン持ち込み禁止は当たり前でしたが、
マンゴスチン持ち込み禁止はありませんでした。
高級ホテルに泊まったことがないので、タイの高級ホテルもそうなのかは
確認出来ていません。
マンゴスチンのむき方は、ナイフを使った場合、一番上の写真のように
横にくるりとナイフを入れるのが正解です。
でも、旅行に行った時にはナイフを持っていってないですよね。
タイの人は簡単に手でむくことが出来ます。
マンゴスチンの上下を押して、皮に割れ目が入ったところを一気にむきます。
マンゴスチンを売っている方に一度むいてもらってください。
コツが分かればナイフなしでも食べることが出来ます。
是非、タイで食べてみてくださいね。
私は、世界中の果物の中でマンゴスチンが1番好きです。
でも、マンゴスチンは身体を冷やす果物なので、
食べすぎるとお腹が冷えますので、ほどほどにしてくださいね。
2 ドリアン(トゥリアン ทุเรียน )
旬の時期は5~9月です。
ドリアンは身体を温める果物です。
学名のDurio=ドリアン属であり、
このラテン語のもとになったdurianという言葉は、
もともとマレー語で、刺(duri: ドゥリ)を持つものという意味です。
また、種名のzibethinusというのは、「
麝香(じゃこう)の香りを持つ」という意味の形容詞です。
合わせて、麝香の香りを持ち、針を持つものという意味になります。
果実は強い甘味を持ち、栄養豊富(特にビタミンB1を多く含む)なため、
国王が精力増強に食していました。
だから王様の果実と呼ばれていましたが、
今日では果物の王様と呼ばれています。
果実は、受粉後3カ月ほどで成熟し、大きさは20 - 30 cmほど、
重さは1 - 5 kgほどになります。
植樹後、5年程で収穫できるようになります。
1本の木から1年で100 - 200個が収穫されます。
灰緑色をしていて、外皮は革質で全体が硬い棘に覆われています。
内部は5室からなり、各室に2-3個の種があります。
食べれるところは甘い香りとともに、
玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放ちます。
ドリアンの香り成分として分かっているだけでも、エステル、アルコール、
アルデヒドに属する26種類の揮発成分と8種類の硫黄化合物が存在します。
強烈な臭いの元は臭い成分の一つの硫黄化合物1-パンチオール(C3H7SH)が
核となり、その他さまざまな臭い成分が複雑に絡み合い作り出されています。
近年タイではMon Thong(モントーン)という臭いを抑えた改良品種が作られ流通しています。
東南アジアではドリアンを食べるとき飲酒すると死に繋がると信じられています。
古くは18世紀に書かれた文献にも登場します。
腹内での異常発酵によるガス説、または高カロリーのドリアンと
アルコールによる急激な高血糖説など様々な俗説があります。
これまでにドリアンと飲酒による因果関係が証明された死亡事故は
報告されていません。
医学的な調査もされていますが、食べ合わせにより死亡に繋がる
要素は発見されていないので、
ドリアンとアルコールの食べ合わせ説は迷信とされています。
ネズミを使った実験では死亡例がなかったという報告があるそうです。
旬の時期なら1kg50バーツ(約175円)前後とお安いお値段で販売されています。
ドリアンは1個3kg程度の重さがありますが、食べるなら少しで十分です。
スーパーや百貨店で切り身になったドリアンを買って食べるのが良いかもしれません。
でも、切り身になって時間がたつと臭みが増して美味しくなくなってくるので
よく売れている屋台で切り身を見つけるのが良いかもしれません。
そして買ったらできるだけ早く食べてください。
時間が経てば経つほど臭みが増してきますので注意しましょう。
バンコクのBTS(モノレール)やMRT(地下鉄)、ホテルでは
ドリアンは持ち込みダメなので、
その場で食べれるだけ買って食べてみてください。
タイの友人は、ビールを飲んでドリアンを食べたら絶対ダメだって言ってました。
私は、10年くらい前にタイで切り身のドリアンを買って少しだけ食べてみました。
その時、ものすごく美味しくなかったから、(超臭いし・・・)
ドリアン=まずいって言う図式が出来上がっていました。
タイの知り合い(近所でタイ料理屋とタイマッサージしてる)が、
今、日本でよく売っているドリアン
(1個4,000円くらい!!!高い~~~)を
買ってきては、すごく美味しいと満足そうな顔をして食べているのを見て
また、追加して買ってきて(合計4~5個くらい)食べているのを見ていると
本当は美味しいんじゃないかなと思って、
タイの友人夫婦が大阪に来た時に一緒に食べてみました。
最初はこわごわ・・・
ねっとりとしてクリーミーでなんだかおいしいかも・・・???
でも頭の中は、ドリアンが美味しい訳がない・・・という固定観念と戦うので、
最初ははっきりとした味が分かりませんでした。
こわごわ一切れ食べて、あれ???
でも、躊躇してたら、友人がもう一切れ勧めてきたので、もう一切れ。
ドリアンって美味しい!!!
味は、そんなに甘すぎず、さっぱりとねっとりした感じです。
匂いもそんなに気になりませんでした。
タイの友人は、ドリアンには、流通されている品種は4種類あって、
チャネー種(Chanee)、モントーン種(Mon Thong)、
ローンラックレイ種、ガンヤオ種なんですって。
チャネー種は小ぶりで、棘もとげとげしていて、均等になっている感じで
味は一番美味しくないそうです。
10年前に食べたのはこの品種だったのかも???
モントーン種は、匂いも少なくって割と大きくて、
とげとげの部分の間隔が狭いところと、広くなっているところがあります。
この品種がすごく美味しいって言ってました。
日本で手に入るのは、この2種です。
是非、タイに行ったらモントーン種の新鮮な切り身を買って、
その場で食べてみてください。
この前、東京から来たタイ人夫婦の旦那さんの方は、ドリアンを食べる時に
ビールを飲んでいました。
私も飲んでたんだけど、、、、
旦那さんは、絶対にドリアンを食べませんでした。
ドリアンとアルコールはダメだって。
アルコールがお腹の中でドリアンと一緒になると発酵してしまうため、
危険だからとタイに住んでいる友人に聞いたことがあります。
ドリアン1切れ食べると、お腹の中がポカポカしてきました。
冷え性の人にはお勧めの果物です。
3 まとめ
果物の王様のドリアンと
果物の女王のマンゴスチン
身体を温めるドリアンと
身体を冷やすマンゴスチン
どちら旬は5月~8月9月くらいです。
その頃にタイを訪れることがあれば、絶対に食べてみてくださいね。
街歩きで暑くなったらマンゴスチン食べて、
クーラーで身体が冷えすぎたらドリアン食べて、
元気に楽しんでくださいね。
(Wikipediaより転用したところもあります。)