(2019.3.26更新)
皆さんは、タイの3大祭りってご存知ですか?
一番有名なのは、スコータイのロイクラトンで陰暦12月、
収穫に感謝を表すために川に灯籠を流すお祭りです。
2つ目はスリン県で行われる象祭りで、象のショーやサッカー競技、
アユタヤ時代の戦闘を再現したシーンなどが催されるお祭りです。
3つ目は今回ご紹介いたします
ウボンラーチャターニー・キャンドル・フェスティバルです。
(写真:タイ国政府観光庁より)
1 どこで行われるの?
ウボン ラーチャターニー・キャンドルフェスティバルは
タイ北東部のウボン ラーチャターニーで行われます。
ウボンラーチャターニーは、蓮の都と言う意味で、
東はラオス、南はカンボジアに接するムーン川に沿ったタイ最東部の都市です。
首都バンコクからは東へ約630km、空路約1時間のところです。
バンコクのドンムアン空港よりNok AirとAir Asiaが毎日運航しています。
ウボンラーチャターニーは、自然の美しさとともに強い仏教徒の伝統が受け継がれ、
立派な寺院が数多くあります。
電車でも行くことができ、特急列車利用でバンコクから約8時間です。
2 どんなお祭り?
タイの3大祭りの一つに数えられる
ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバルの最大の盛り上がりは、
巨大なロウ彫刻の山車と民族舞踊の踊り手達が練り歩く豪華なパレードです。
巨大な蜜蝋キャンドルの彫刻には、タイにちなんだ装飾が施され、
タイやヒンズー文化の神話や
民族伝承をモチーフにしたキャラクターを描いたものも多く見られます。
夜にライトアップされた作品は、さらに幻想的な世界を作り出しています。
光と音のショーや夜のキャンドルパレード、寺院巡り、ろうそく作り、
OTOP製品のバザーなども開催されます。
地元の人々と観光客とで街中が一年で最も活気に満ち溢れる時期です。
ここで作られたキャンドルは、パレードを終えると
地元の寺院にすべて寄贈されるそうです。
キャンドルフェスティバル期間中に行われる国際ロウ彫刻コンテストでは、
世界中のロウ彫刻アーティストがウボンラーチャターニーに集まって、
フェスティバルの始まりとともに、市内の寺院の集会所などで、
信者たちと蝋彫刻家が一緒に巨大なロウ彫刻の制作をはじめます。
フェスティバルの期間をたっぷりと使い、
何日間もかけて作品を完成させていくのです。
観光客も参加できるところもあるそうです。
街の中心Thung Si Mueang(トゥン・スィー・ムアン)では、
大小様々なサイズや形の精緻な彫刻をされたロウ作品を見ることができます。
ウボン ラーチャターニー・キャンドルフェスティバルは、
未来をを明るく照らすという願いが込められた伝統的なお祭りとなっています。
3 いつおこなわれるの?
すべての仏教僧が寺院からの外出を禁止される
カオ・パンサー(入安居)の始まりを告げる、
7月の満月の日に行われます。
毎年日が違っていて、2018年は117回目の開催で、
7月27日~29日に開催されました。
キャンドルパレードは、7月28日に開催されました。
調べてみると 2019年のカオ・パンサー(入安居)は7月17日(水)
の予定となっていました。
カオ・パンサーの日はタイでは禁酒日となります。
このウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバルに行こうと思われた方は、
よく事前にチェックして行ってくださいね。
4 起源は?
この祭典の歴史は今から115年も前にさかのぼります。
タイは仏教国です。
タイの男性は、一生涯に一度一定期間、世俗を断って
寺院で修業を行うことが多いそうです。
また、多くの次男以下の男性が実際に僧侶になるための修行に励みます。
タイの雨季にあたる7月、カオ・パンサーと呼ばれる入安居の期間に、
寺院からの外出を禁止された僧侶たちのために、
修行僧の家族や地元の信者や村人たちは、日用品を寺院に運び込み献上しました。
その中には僧侶が夜に読書をするために欠かせないろうそくも含まれていました。
村人たちは次第に、献上するろうそくの中で
どれが最も美しいかを競い始めるようになり、
それがこのお祭りのはじまりだと言われています。
そして、寺院の周囲には、ロウを使った彫刻を専門に行う店ができていきました。
そして、各寺院を囲むように各地でロウ彫刻作りのコミュニティーが誕生しました。
この時期に合わせて皆で作り上げたろうそくを寺院に奉納することで、
人々の未来が明るく照らされると信じられていて、
現在でもこの伝統を通じてタイ仏教が大切に受け継がれているのです。
5 まとめ
毎年7月のカオ・パンサー(入安居)の時に、
タイ最東部の都市であるウボンラーチャターニーで
タイの3大祭りの1つである
ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバルが行われます。
巨大な蜜蝋キャンドルの彫刻をお寺の信者たちと蝋彫刻家が一緒になって
2週間にもわたって作り上げていき、クライマックスでは、
巨大なロウ彫刻の山車と民族舞踊の踊り手達が練り歩く豪華なパレードが見ものです。
このお祭りに行かれる際には、2日くらい余裕を持って訪れて欲しいものです。
彫刻をしているところも楽しそうだし、クライマックスのパレードも
その夜のライトアップも素敵そうです。
2019年は118回目の開催となり、
今年のキャンドルパレードは、7月17日に開催します。
とタイ国政府観光庁が発表してました。
<お問い合わせ>
タイ国政府観光庁(TAT) ウボンラーチャターニーオフィス
Tel: 045-243-770, 045-250-714/Fax: 045-243-771 ※タイ語/英語
e-mail: tatubon@tat.or.th
ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル
Ubon Ratchathani Candle Festival
期間:パレードは7月17日(まだ期間は決まってないみたいです。)
アクセス:ウボンラーチャターニーへは、バンコクのドンムアン空港よりNok AirとAir Asiaが毎日運航しています。
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